創業200年の和菓子メーカーがノーコードで画像検査AIを導入

〜現場から変える菓子製造の未来〜

社名

株式会社榮太樓總本鋪

設立

2011年(創業:1818年)

従業員数

約250名

業界

菓子製造業

事業内容

和菓子の製造・販売

株式会社榮太樓總本鋪様(以下、榮太樓總本鋪様)は、日本橋に本店を構え、全国のデパートにも店舗を持つ老舗の製菓会社です。創業は江戸時代に遡り、200年以上にわたって美味しさと品質を追求し続けています。

2023年からTechSword Visionを導入いただいており、現在は黒豆大福の形状不良の検知を目的に設置していただいています。コンベアの上にカメラを設置し、流れてきた黒豆大福が「形状不良」と判断されると、NG品としてブザーが鳴る仕組みです。

NG品を検知する様子

今回、TechSword Visionをご利用いただいている製造第二部部長の福島様にインタビューさせていただきました。

どのような課題があり、自動検査システムの導入を検討し始めたのですか?

現在TechSword Visionをラインに導入している豆大福に関しては、製品の外観検査チェックにおいて、製造側と販売側での基準の違いが課題になっていました。もちろん社内で検品基準は設けられているのですが、製造側のチェックをクリアして送り出しても、販売側ではNG品と判断されて戻ってくるということがしばしば起こっていました。また、製造部門の中でも検品を担当する人によって判断に差が出ることもあり、より客観的な基準を確立することが生産性の向上に繋がるのではと感じていました。

製造第二部部長の福島様

TechSword を選んだ決め手を教えてください。

他の会社のサービスも複数比較検討しましたが、導入しやすい価格設定であったことと、導入後のアフターサービス(*1) が充実していることが決め手でした。システムを導入して運用していく中で、わからない事があったときにすぐに問い合わせることができ、かつ迅速に対応してもらえるというのは、サービスを選ぶ上で重要な判断基準でした。また、他社サービスの場合はいわゆる外注という形になり、製造現場サイドでリアルタイムな改良がしづらいのに対し、TechSword Visionの場合は画像データの収集からAIの開発、追加学習に至るまで、一貫して当社側で進められるのも導入を決めた理由です。

(*1) TechSwordでは、カメラ・デバイスの選定や画像の撮影方法、アノテーションの仕方、他のラインへの展開など、お客様がより活用いただけるようご支援しています。

黒豆大福の不良品をアノテーション

AIを用いた自動検査の導入により、どのような効果を見込んでいますか?

先の質問でも触れましたが、黒豆大福の製造においては、目線合わせ・検品基準の確立を第一目標にしています。基準が明確になれば、「熟練の職員でないと検品ができない」といった仕事の属人化を防ぐことができ、職員の配置の流動性も高まると考えています。ゆくゆくは、検品に関わる人数を減らすことによる人件費の削減など、コスト面にも反映させていけたらより良いですね。

現場での判定結果を確認する様子(いつ、何の不良を検知したかが画像とともに確認可能)

TechSword Visionを使ってAIを開発する中で、操作などで困った点はありましたか?

想定していたより分かりやすく、簡単な操作だなと感じました。学習用画像の撮影など、多少コツが必要な部分については、TechSwordのAIエンジニアの方に助言してもらって解決しながら進めましたので、AIの開発の過程で行き詰まることはありませんでした。

今後、TechSword Visionを活用して取り組みたいと考えていることがあれば教えてください。

黒豆大福に限らず、他の製品の外観検査にも積極的に活用していきたいと考えています。特にどらやきやひとくち煉羊羹などの包装品の検査にも適用したいですね。生菓子そのものだけでなく、包装の段階でも外観検査は必須ですので、AIによる自動検査を適用する範囲を広げられれば、より省人化に繋がると期待しています。

福島様をはじめ榮太樓總本鋪の皆様、ご協力ありがとうございました。



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